結納での父親の服装は、その儀式の格式や形式によって異なりますが、一般的にはフォーマルな装いが求められます。以下に、父親の服装に関する注意点と具体的な例をまとめてみましょう。
結納の服装の基本パターン
結納の服装は大きく次の3つのパターンに分かれています
- 正礼装（第一礼装）
最も格式が高い服装で、伝統的な「正式結納」に相応しい。
和装の場合は五つ紋付羽織袴、洋装の場合はモーニングコートかブラックスーツが一般的。 - 準礼装
正礼装よりはカジュアルですが、フォーマルな場にふさわしい。
ブラックスーツが準礼装に相当します。 - 略礼装
よりカジュアルな場に適しており、ダークスーツなどが略礼装に該当します。
父親の服装の注意点
格式に合わせる 結納の形式によって服装の格式が異なるため、事前にどのような結納を行うかを確認し、適切な服装を選ぶ必要があります。
色合い 父親の服装は、新郎よりも控えめな色合いを選ぶことが望ましいです。派手すぎる色や柄は避けましょう。
アクセサリー ネクタイピンやカフスボタンなどのアクセサリーはシンプルで上品なものを選びます。
靴 黒の革靴を選び、靴下は黒の無地で足首が見えないロング丈を着用します。
具体的な服装の例
正式結納の場合
父親は五つ紋付羽織袴を着用し、白いシャツに白かシルバーグレーのネクタイを結びます。
洋装の場合はモーニングコートかブラックスーツを選び、白いシャツに白かシルバーグレーのネクタイを結びます。
略式結納の場合
父親はブラックスーツを着用し、白いシャツに白かシルバーグレーのネクタイを結びます。
よりカジュアルな場合はダークスーツでも構いませんが、新郎よりも目立たないようにします。
アドバイス
両家での事前の打ち合わせ 服装については両家で事前に打ち合わせを行い、格を揃えることが重要です。特に、新郎新婦の服装とのバランスを考慮しましょう。
身だしなみ 髪型やひげの手入れも忘れずに。清潔感のある身だしなみで臨むことが大切です。
服装以外のマナー 持ち物や振る舞いにも注意し、格式ある結納の場にふさわしい態度を心がけましょう。
結納は、新郎新婦と両家の親が初めて顔を合わせる大切な機会です。父親の服装は、その儀式の重要性を象徴するものであり、両家の印象に大きく影響します。適切な服装選びと身だしなみによって、結納を心温まる素晴らしいものにしましょう。