結納を行わない場合の顔合わせは、両家が初めて正式に挨拶を交わす大切な機会です。結納の代わりとして行われるこの顔合わせは、結婚式に向けて両家の親睦を深めるためのもので、カジュアルながらもその意義は非常に重要です。以下に、顔合わせの進め方、準備のポイント、おすすめの進行例をまとめました。
顔合わせの意義と目的
婚約を公のものにする: 結納に代わる儀式として、両家が公に婚約を認め合います。
家族の紹介と親睦を深める: 両家の家族がお互いを知り、結婚後の関係構築の礎を築きます。
顔合わせの基本的な流れ
- 会場選び
レストランや料亭の個室が一般的です。プライベートな空間で落ち着いた雰囲気の中で行うことが多いです。 - 出席者
主に新郎新婦と両親の6人が基本ですが、祖父母や兄弟姉妹が出席することもあります。 - 時期
結婚式の6~3ヶ月前に行うのが一般的です。顔合わせの日程は、当日の3ヶ月前には決めておくと良いでしょう。 - 費用
1人当たり7,000円~1万円程度が相場で、飲食費の合計は6万円程度となります。 - 服装
会場の格や雰囲気に合わせた服装を選びます。男性はダークスーツ、女性はワンピースやスーツが一般的です。
顔合わせの進行例
- 開始の挨拶
新郎の父または新郎が進行役を務め、開始の挨拶を行います。 - 自己紹介
新郎新婦がそれぞれの家族を紹介し、簡単な自己紹介をします。 - 食事
会話を楽しみながら食事をします。この時間を使って、お互いの家族のことをより深く知ることができます。 - 記念品の交換
結納金の代わりに、記念品を交換することもあります。これは両家の絆を象徴するものです。 - 閉会の挨拶
食事の後、新婦の父または新婦が閉会の挨拶を行い、感謝の意を表します。
顔合わせの準備とアドバイス
事前の打ち合わせ
両家で事前に打ち合わせを行い、顔合わせの流れや細かい点を確認しておきます。
会話の内容
結婚式の話題や新郎新婦の思い出話など、ポジティブな話題を中心に会話を進めましょう。
気配りとマナー
お互いにリラックスして楽しい時間を過ごせるよう、マナーや気配りを忘れずに。
記念撮影
顔合わせの記念に、全員で写真を撮ることをおすすめします。
顔合わせは、結納ほど堅苦しくなく、自由度が高いのが特徴です。しかし、その自由度の中でも、両家の意向を十分に汲み取りながら準備を進めることが重要です。顔合わせを通じて、両家が良好な関係を築き、結婚生活のスタートを切るための大切な一歩となるでしょう。