結納の際に片方の親が遠方から参加する場合、交通費や宿泊費の負担については、新郎新婦や両家の事情に応じて様々な対応が考えられます。以下に、遠方の親がいる場合の結納での一般的な対応と具体的な例をまとめてみましょう。
遠方の親がいる場合の結納での対応
- 新郎新婦が交通費を負担する
新郎新婦が主催となり、遠方から来る親の交通費や宿泊費を負担するパターンです。これは両家の親に対する配慮として行われることが多く、新郎新婦の共同貯金から支払う、収入が多い方が負担する、折半するなどの方法があります。 - 両家で交通費を折半する
新郎新婦ではなく、両家の親同士で交通費や宿泊費を折半するパターンです。結婚にあたってこれからお金がかかるため、顔合わせの交通費や宿泊費は親が負担することもあります。 - 食事代と交通費・宿泊費の負担を分担する
食事代は新郎新婦が負担し、交通費や宿泊費は両家の親で折半するなど、費用の負担を分担する方法です。 - 実家の近くに来てもらう側が交通費を負担する
実家の近くに来てもらう側が交通費を負担する場合もあります。例えば、新郎側が新婦の実家に行く場合は、新郎側が交通費を負担することが一般的です。 - 新郎側が結納金の代わりとして交通費を負担する
新郎側が結納金の代わりとして交通費を負担する場合もあります。ただし、結納金がどの程度の金額であるかは、地域によっても異なるため、具体的には相談して決める必要があります。 - 中間点で顔合わせを行い、それぞれが交通費を負担する
新郎新婦、両家の実家がそれぞれ全く別の地域にある場合には、みんなが集まりやすい中間点で顔合わせを行うこともあります。この場合にはそれぞれが自分の交通費・宿泊費を負担することが多いです。
具体的な例とアドバイス
例 新郎の親が北海道、新婦の親が沖縄に住んでいる場合、東京で結納を行うことにし、新郎新婦が両家の交通費を負担する。
例新婦の親が遠方に住んでおり、新郎の親が結納の場所を提供する場合、新婦の親の交通費は新婦側が負担する。
例 両家が遠方に住んでいる場合、中間地点で結納を行い、それぞれが自分の交通費を負担する。
アドバイス
事前のコミュニケーション
交通費や宿泊費の負担については、事前に両家でしっかりと話し合い、納得のいく形を見つけることが重要です。
負担の公平性
費用の負担に偏りがないように、公平性を保つことが大切です。負担能力や両家の事情を考慮し、適切な方法を選びましょう。
感謝の気持ちを忘れずに
遠方から来てくれる親に対して、感謝の気持ちを忘れずに、心温まる結納になるよう努めましょう。
結納は、新郎新婦と両家の親が初めて顔を合わせる大切な機会です。遠方から来る親に対しては、特に配慮が必要です。交通費や宿泊費の負担については、両家が納得できる方法を見つけ、スムーズな結納が行えるように心がけましょう。